6月7日、夏空の広がるなか植松入生仮設住宅「趣味の時間」のお別れ会が始まりました。趣味の時間は仮設住宅に引っ越してきた7年前から毎月数回、集会所に集まって手芸などを教え合って様々な作品を作ってきたイベントです。メインは手芸をすることですが、みんなでお茶を飲みながら話をすることも楽しみの一つとなっていました。

　7月6日で植松入生仮設住宅は閉所となり、他の仮設住宅へ集約移転することとなった為、今日がこのイベントの最終日となりました。このイベントに参加するようになってから編み物を始めた人も多く、今では慣れた手つきで次々と作品を作っていきます。その作品を飾りつけ、お昼を食べながら思い出話に花を咲かせました。みんなで作った作品は、ボランティアに来て頂いた方やお世話になった方々にプレゼントする予定です。引っ越し先での新たな生活に不安も聞かれましたが、最後には「引っ越してもこのイベントを続けられたらいいね」と笑顔で話す姿がみられました。