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☆ひより かわら版☆ 7月

~♪音楽活動を通し、復興支援♪~

 埼玉県比企郡小川町より「みんなで歌って心を元気に」と題し、中丸氏ご夫婦、西尾氏(小学時代から奥様と同級生)の3名が箱塚屋敷仮設住宅集会所に来訪されました。
 当日の参加者は8名。初対面と言う事もあり、挨拶後は「何を話したら良いかなぁ?」と静かな空気が見受けられましたが、イベント最初の曲目「幸せなら手をたたこう」から、MCの「音楽は人と人を繋ぐ」等の話術で話が膨らみました。23曲と続くうちに、曲によりリズミカル調・コーラス調とテンポが異なりましたが、湧きあい合いとした雰囲気になりました。
 他の曲目は「花」「北国の春」「いい日旅立ち」「川の流れのように」「見上げてごらん夜の星を」「365歩のマーチ」「糸」「荒城の月」「青葉城恋唄」「ふるさと」と最初の曲を含め11曲。
 最後に、自作復興ソング「希望」。この曲は、作詞:地元の方、作曲:中丸氏(奥様)が作られたそうで、一緒に歌いました。
 イベント終了後、参加者から「あの曲懐かしかったね、最近テンポの速い曲多いから昔の歌は良いね、久しぶりに歌った」などの声がありました。短時間ではありましたが、歌で心が元気になったひと時でした。

~今日も穏やかな時間が流れています~

 仮設住宅にもアヤメや紫陽花が咲き、夏の気配が少しずつ感じられる季節になりました。今回は三か所の仮設住宅の住民さんの日常の様子をご紹介します。
 愛島東部仮設住宅の集会所前のベンチには三々五々住民さんが集まり、和やかに談笑が交わされています。愛島の輝きに満ちた青葉と野鳥のさえずりに囲まれながら、他愛もない話に笑いが溢れ、時には苦しい胸の内を明かされることもあり、このベンチはかけがえのない語らいの場となっています。
 植松入生仮設住宅の集会所は住民さん手作りのマスコットがたくさん飾られています。イベントが無い時にふらっと集まった住民さんにより、編み物や住民さん提供のフェルトを使った可愛いキャラクター達が次々と作られていきます。親子ほど年の離れた青年に針の持ち方から教えたり、お茶を飲みながら楽しい話題提供をする住民さんが加わったりと、和やかな時間が流れていきます。作品をボランティアさんにさし上げて喜んでもらえるのが楽しみのようです。
 最後に美田園第一仮設住宅の住民さん達が取り組んでいる体操をご紹介します。まずカセットテープの音楽に合わせて“いい湯だな体操”“おらほのラジオ体操”を行い、次に「1(いつ)・2(ぬう)・3(さん)・4(すう)」の掛け声を掛け合いながら10種類以上もの機能訓練メニューをこなしていきます。それが終わるとみんなで歌いながら“隣組”“どんぐりころころ”のリズム体操をし、最後にまたカセットテープに合わせて“ロコモ体操”で締めくくります。とにかくパワフル!元気な笑い声に溢れながら、毎日体力維持の為に体操を続けています。
 このように、どの仮設住宅でも穏やかな時間が流れています。
 
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