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☆ひより かわら版☆ 3月

季節を感じ、花と寄り添うひととき

 雇用促進住宅愛島宿舎では、数名の住民さんが月に一度華道を習っています。講師の先生は嵯峨御流の先生でもある名取市社会福祉協議会の佐々木秀典会長です。
 季節により鮮やかな草花をモチーフに花瓶や水盤を使い、楽しいお話を交えながら丁寧に教えてもらっています。お花代は300円と特別価格に加え、活けたお花を眺めながらのお茶会もまた別格!!お華の席とは思えないほど大きな笑い声が響きます。住民さんも先生もとても楽しそうに和やかなひと時を過ごせる2時間です。
 最近では綺麗に活けたお花を忘れないように携帯で写真を撮ったり、撮った写真をお孫さんへ見せるといった楽しみもあるようです。
 以前は5~6名の参加者がいましたが、復興公営住宅に転居された方もおり、現在は3名となりました。少ない人数であっても、「転居してもお家でお花を飾りたい」と住民さん達の華道に取り組む姿勢はいつも真剣です。

交流お茶会いぐすぺ

 毎月第2・4木曜日、美田園第一仮設住宅集会所で開催される「交流お茶会いぐすぺ」。
 この交流会はもともと、美田園北団地に移転した方が地域の集会所で開催したことが始まりで、その後「仮設と地域の枠を超えた交流の場になるように」と美田園第一仮設住宅高橋自治会長の理解と後押しにより開催場所を美田園第一仮設集会所へ移し、昨年2月新たにスタートしました。
 開催当初、神戸からまちづくりの専門家を招いて勉強会を開きました。それぞれの思いを出し合い、最初は遠慮がちだった方々も徐々に盛り上がり、会が終わる頃には学生時代に戻ったような笑い声に包まれました。
 そうして始まった交流会は、今では会場づくり、お茶の用意、後片付けなど住民の方々が協力して行う、他のイベントとは一味違った自主的活動になっています。
 2月9日は、みぞれまじりの雨が降る中、横浜の関東学院大学「ハッピープロジェクト」チームのメンバー4名が訪ねてくれました。仮設住宅でハーブを育て抽出したアロマの香りが漂う中、若者たちと語り合い、笑顔と笑い声の絶えない時間を過ごしました。
 どんな悪天候でも、この日を楽しみに集い、お茶を飲み、何気ない会話をする。これが明日への活力になっているのは言うまでもありません。
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