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☆ひより かわら版☆ 2月

待ちわびた閖上での生活

 東日本大震災から間もなく7年9ヶ月を迎える平成30年12月8日、名取市文化会館にて復興公営住宅の完成式典と鍵の引渡しが行われました。名取市の復興公営住宅は、今回完成した第3期復興公営住宅が最後となり、全てが完成となりました。
 長い間、応急仮設住宅で生活してきた方々の多くは、この日を待ちわびていました。鍵を受け取り、その足で新しい住まいの確認に行く方、さっそく仮設住宅から荷物を運び出す姿も見られました。その方々が翌日集会所へ来ると、「新居は広くて気持ちがいいよ。」、「見晴らしが良くて気に入ったわ。」「何年かぶりで○○さんに会ったの!」など笑顔で報告してくださいました。
 そして、12月という寒い中での引越しとなりましたが、ご家族や関係機関等のお手伝いを頂き、多くの方が順調に転居しました。震災で閖上の景観や町並みは変わってしまったけれど、変わらない輝かしい朝日や懐かしい潮のにおいのなかで人々とふれあいながら、普通の暮らしに戻っていっていただけたらと願います。
 
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