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☆ひより かわら版☆ 6月

チューリップが咲きました!

 4月末、富山県砺波市からのご支援により、植松入生仮設住宅に色とりどりのチューリップの花が咲きました♪
 昨年11月、富山県砺波市の職員の方々が来てくださり、住民さんたちと協力しプランターにチューリップの球根を植えました。そしてその球根が、冬の寒さ、雪にも負けず、綺麗なチューリップの花を咲かせてくれました。このチューリップの花たちは、名取市内の他の仮設住宅にも運ばれ、それぞれの場所で花を咲かせています。
 チューリップには、背丈・花びらの形などが異なるたくさんの種類があるようです。住民さんたちは、「今年はどんな種類だろう?」「何色かな?」と楽しみにしながら日々の水やり、手入れをしていました。
 植松入生仮設住宅は、仮設住宅の集約転居により7月に閉鎖されます。このご支援を無駄にしないよう、来年からは転居先の復興住宅で花を咲かせようね、と球根を保管しておこうという会話も聞こえてきています。この球根たちが、来年はどこで花を咲かせるのか楽しみです♪

~箱塚屋敷仮設住宅 閉鎖になりました~

 箱塚屋敷仮設住宅は東日本大震災後、2011年5月に入居が始まり、多い時期は最大で180世帯が入居していました。
 各方面から沢山のボランティア(もの作り、炊き出し、お茶会開催、音楽演奏、学生企画交流会など)が来てくださり、住民の皆さんとの交流をはかってくださいました。そうした活動の中で、住民の皆さんも少しずつ日常を取り戻してきました。
 同じ仮設住宅に住む住民同士、様々な苦楽を共に過ごしてきましたが、仮設住宅の供与期間である7年を迎え、5月14日箱塚屋敷仮設住宅は閉鎖となりました。現在は、仮設住宅の入口北側と南側にガードが設置されています。
 現在、復興公営住宅の第3期分が建設中ですが、そこへ住む予定の方々は一度箱塚屋敷仮設から集約先の仮設へ転居します。対象となる方の人数は少なくありません。集約先の仮設への転居日が近づくと、住民同士でお茶会を開いては「長くなると考えてなかったけど、住めば都だね」、「楽しく過ごせたね」と7年間の思いを語り合っていました。
 箱塚屋敷仮設住宅は閉鎖となりましたが、この仮設で過ごした時間が、転居先や集約先の仮設で新たなコミュニティを作り、新しい生活をスタートする糧になればと願っています。
長い間、多方面からのご支援有難うございました。
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