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☆ひより かわら版☆ 5月

桜と共に過ごした7年間~箱塚桜お花見~

 箱塚桜仮設住宅は東日本大震災後に名取で最初に出来た応急仮設住宅です。このたび、7年間の役目を果たし4月27日に閉鎖になりました。
 4月14日(土)荒川会長の全員集合の掛け声のもと、元住民さんや日頃お世話になったボランティアの皆さんと一緒に仮設最後のお花見を箱塚桜仮設駐車場にて行いました。震災時、この年は例年より寒くて桜も遅く、入所した際に仮設内の桜は満開でした。住民の皆さんにとって桜は希望の花だったそうです。仮設の名前も「桜団地」とすぐに決まりました。
 4月14日の時点で仮設の世帯数は9世帯。7年前は102世帯でスタートしました。それぞれの転居先から60名余りの住民さんと全国から40名強のボランティアの皆さんで大いに盛り上がることが出来ました。北上音楽祭と日本舞踊も華を添えて頂き、住民の皆さんもご満悦で、今年の桜は満開を過ぎ風に乗り、酌み交わすコップの中にも散りゆく花びらが、分かれ行く寂しさとこれからの再スタートをお祝いしているかのようでした。
 これからは、この仮設で培った住民同士の絆と思い出をもとに、それぞれの転居先で明るく元気に過ごされることを祈ってやみません。

「んだっ茶や」今回はミニコンサート

 今年は桜の花も散ってしまった4月14日(日)、美田園第一仮設住宅にて仙台福音キリスト教会主催のお茶っこ会が開催されました。今回はサックスとピアノのミニコンサート。いつも思うのですが、生のコンサートは涙が出るぐらい素敵です。今回のミニコンサートも、とても素敵でした。
 「んだっ茶や」は、仙台市内にある福音キリスト教会の方々がお茶っこ会などを開いてくれています。神父さんがトマスさん。外国の方ですが、流暢な日本語を話します。トマス神父の奥さんも外国の方ですが、とても素敵な女性で、住民さんのなかにもファンがたくさんいます。奥様はたまに英語交じりの日本語で話され、それがまたチャーミングです。
  お茶会では、いつも奥様のとてもおいしい手作りケーキやクッキーなどを出して下さいます。私は、ふと、外国のティータイムを想像してしまいます。
 美田園第一仮設住宅に引っ越しをされてきた方、されてくる方、次回はぜひ、参加してみてください。 また、5月は、閖上の集合住宅の集会所でもお茶会を計画しているそうです。外国の雰囲気が楽しめるお茶会にぜひ、参加してみて下さい。
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