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☆ひより かわら版☆ 5月

☆バイタル健康体操~元気にパワーアップ☆

 集会所から元気な声が響き渡ります。月2回第2、第4水曜日に箱塚桜仮設団地で、月1回第1水曜日に箱塚屋敷仮設団地で、バイタル健康体操が行われています。
 健康体操の時間は普段の運動不足を感じる瞬間でもあります。肩が痛、腰が…、足が…、など住民の皆さんの質問に丁寧に答えてくれるのは、バイタルケア健康運動指導士でご活躍の東海林亨先生です。
 参加者の年齢は30~90代とバラバラですが、和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく活動しています。バイタル体操によって、被災後仮設内に閉じこもっていた住民の皆さんの心の窓も開けていただき、生活の中で健康意識を取り入れて活動が出来るよう声掛けしていただいています。
 正直、毎日体操をすればいい事はわかっていますが、なかなか出来ないのも現実です。月2回ですが、家でも簡単に出来る体操を教えていただき、それが毎日の継続につながっています。時には認知症予防も兼ねて音楽や手拍子に合わせて数を言ったり、リズム体操をしたり、間違ってもニコニコ笑顔の東海林先生、住民の皆さんも笑顔でいっぱいです。
 復興公営住宅や自宅を再建される方が多くなり、参加者も少なくなっていますが、ここで覚えた体操は、場所や人数を選ばないので、今後も生活の一部として体操を取り入れていただき、健康な生活を送っていただけたらと思います。

✿ハレの日に手作りのコサージュを…✿

 4月11日(火)、閖上小学校10名・閖上中学校6名の計16名の新入生が入学しました。植松入生仮設住宅では、震災の翌年から毎年、なでしこ会主催のもと、新入生が入学式当日胸につけるコサージュを手作りしています。
 コサージュには生花を使用しているため、前日に集まり限られた時間の中で仕上げなければなりません。今年は、ボランティア3名と住民4名、計7名が集まり、4月10日(月)に仮設住宅集会所でコサージュを作りました。
 今後、復興公営住宅の完成に伴い、多くの住民が転居するため、今年が最後のコサージュ作りとなります。その為、住民の皆さんたちのやる気にも熱が入っていました。ハレの日により良いものを身に着けてもらいたいという想いから、花の組み合わせ方や、安全ピンの付ける向きなど、細部まで試行錯誤しながら、ひとつひとつ丁寧に作っていきました。
 始めは時間内で仕上げることができるか心配していましたが、黙々と作業をし、予定していた時間の半分ほどで仕上げることができました。
 作業終了後には、お料理上手な住民さんたちが手料理を振る舞い、みんなで賑やかに昼食をいただきました。
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