本文へ移動

☆ひより かわら版☆ 4月

寒さに負けるな!あったか鍋で心も体もぽっかぽか

 2月20日、愛島東部仮設住宅で保健センター主催の「健康栄養セミナー」が開催されました。健康栄養セミナーとは食品の栄養素などを教わりながら自分たちで調理をするお料理教室のことです。心と体の健康づくりを応援するこのイベントは、名取市内の全仮設住宅で行われており、食生活改善推進委員の皆さんのお手伝いと、「赤いエプロンプロジェクト」で被災地と共に歩む活動を行っている味の素㈱さんの協力を頂き実施されています。
 この日の献立は、「白菜と焼ねぎときのこの香味鍋」と「ほうれん草と炒り卵の和え物」です。保健センターの栄養士 大内さんに献立のポイントを伺うと、「不足しがちな野菜がたくさん取れ、薄味で塩分は控えめ、そしてすぐに実践できるように手に入りやすい食材を使っている。」ということでした。今回は12名の住民さんが参加し、和気あいあいと調理をしました。ねぎに焦げ目がつく頃には集会所の中は美味しそうな匂いでいっぱいになり、きれいに盛り付けをし、待ちに待った会食の始まりです。一緒に作り一緒に食べることにより、いつも以上に会話も弾み、とれも和やかな昼食となりました。少し薄味に感じた人も多かったようですが、家でも作ってみるという声も多く大好評でした。
 イベント終了時には笑顔があふれ、心も体もぽっかぽかになりました。

ろう者と聴者の懸け橋になる~手話コミュニケーション~

 3月19日(日)山梨県身延町の身延山高等学校(僧侶を目指す仏教コース・文系大学進学を希望する普通コースがあります)の手話コミュニケーション部・JRC委員の12名、引率2名、計14名が箱塚屋敷仮設住宅集会所に来所しました。
 平成24年に宮城県に来た際、仮設住宅居住のろうあのご夫婦に会ったご縁による訪問で、今年で3年目になります。
 手話コミュニケーション部は、昨年9月、鳥取県で開催された「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」に出場しました。その際、仮設住宅居住のご夫婦の了解を得て、震災当日の体験や以前、ほうとうをふるまった際のご夫婦の様子を「東北被災ろう者の体験を劇化」と題し、秋篠宮佳子様、約1,100名の皆様の前で発表しました。
 3月19日は、その時の内容を披露した他、全国高校生手話スピーチコンテストに出場した部員の発表もありました。また、住民の方々と「PPAP」・「365日の紙飛行機」・「花は咲く」の曲に合わせた手話パフォーマンスを一緒に行いました。
 終了後には、集会所でお茶飲みをしながら絆を深め、楽しいひと時を過ごしました。
TOPへ戻る