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☆ひより かわら版☆ 2月

歌の宅急便~元気を届ける人々~

 1月28日(土)、箱塚屋敷団地集会所に3仮設の住民さん18名が集まりました。かとうれい子さんとたきのえいじさんのコンサートです。このコンサートを企画してくれたのは公益財団法人日本訪問看護財団名取支部の方々です。訪問看護財団とは、各仮設住宅に訪問し住民の方々の健康管理をしてくれている団体です。
 かとうさんの透き通る声とたきのさんの奏でる様々な楽器の音色が交わり、心いくまで素敵な音楽に酔いしれながら楽しい時間を過ごしました。
 最後は会場全体で訪問看護財団のテーマソング「人明かり」を歌いました。この曲は財団の方々が歌詞をつくり、たきのさんが作曲した曲です。音楽の力は元気を届ける魔法だと感じました。

~冬将軍を吹き飛ばし『雲雀(ひばり)』さんがやって来ました~

 大寒間近の1月17日、厳しい冷え込みの中、植松入生仮設の集会所には『雲雀(ひばり)』の皆さんの来訪により賑やかな笑い声で溢れていました。『雲雀』さんは名取市在住の渡辺雅夫様ご夫妻が中心となり震災直後から被災者支援の為の活動を始めたボランティア団体です。毎月1回植松入生仮設に訪れています。
 今年最初の開催となったこの日は、新年にふさわしく集会所が飾り付けられ、歌いながらのリズム体操から始まりました。次は新年にふさわしく“すごろく”で楽しみました。脳トレや発生練習などが豊富に組み込まれた手作りのメニューで、サイコロの目が出るごとに大歓声が上がりました。ゲームを楽しんだ後は、渡辺さん手作りのりんごケーキを頂きました。お抹茶や入れたてのコーヒーのいい香りが集会所に広がりました。
 次々と復興公営住宅が完成していく中、集会所では転居が決まった住民さんは安堵の中にも寂しさがあり、未だ転居先が決まらない住民さんは焦りや不安な気持ちなどを話されています。そんな様々な住民さんの思いをそっと優しく包んでくれるような『雲雀』さんとの和やかな時間でした。
 この日、転居間近の為最後の参加となった住民さんが「ありがとう、今までほんとうにありがとうございました。」と寂しそうに礼を述べる様子に、「私はここに来ることで皆さんからたくさんパワーを頂いてきたんですよ。どうかこれからもお体に気をつけて元気でお過ごし下さいね。」と優しく励まされる渡辺さんの姿が印象的でした。
 『雲雀』さん、いつも暖かいご支援、ありがとうございます。
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